名古屋のMBA税理士の独り言

名古屋市で税理士をやってます。経営学修士(MBA)を元にクライアントに提供する節税・節約・さらなるお金を生み出す情報をこのブログにてまとめていきます。もちろん、たまに脱線しますが、皆さんに有益な情報提供できたらと思って更新していきます。

携帯電話会社の契約解除手数料を考える

はじめに

 新婚MBA税理士です。AppleのiPhone XRの予約が開始されましたね。私は既に先月発売されたIPhone XS Plusを購入しました。このブログを書くため、Mac Bookを利用し、時計はApple Watchを利用し、携帯はiPhoneを利用し、完全なるApple信者です(笑)。

 私のことはともかく、新種のiPhoneは欲しいけど、携帯会社の契約解除料がかかって、なかなか買えないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?私は契約解除料を課されてでも今回、IPhone XS Plusを購入し、格安携帯会社へと乗り換えました。格安携帯会社の選択について、また、後日書くこととして、なぜ契約解除料を課されてでも乗り換えたのかお伝えできたらと思います。

契約解除手数料とは?

 まず、契約解除料について見ていきます。こちらについては、携帯会社の2年縛りの件でたびたびニュースで取り上げられる機会もあり、初めて聞いたという方は少ないのではないでしょうか?

 大手携帯会社のHPで見ると、一定期間(2年など)の利用を条件に契約するサービスに加入している場合、契約更新月以外に解約すると契約解除料(4,000円〜19,800円)するというものです。携帯電話を所有している方は何らかの2年契約割引で契約している方も多く、多くの方が縛られている条件ではないでしょうか?しかも厄介なことに、2年過ぎたら発生しないのではなく、24ヶ月経過した2ヶ月以内(要は25、26ヶ月の間)に契約を解除しなければまた新たに24ヶ月経過しなければまた、契約解除料がかかってしまいます。考えるととても不思議で、よく分からない制度ですよね。ちなみにこの契約解除料が課されない期間は、携帯ショップやインターネット上でも確認できますが、自発的に確認しないと特にアナウンスもなく自然に解除無料の期間は過ぎていってしまいます。

契約解除手数料は払うべきではない?

 契約解除料は出費があるため、既に2年契約し、携帯を買える時期が契約解除料が課されない期間か、あと、数ヶ月で契約解除料が課されない期間を迎えるのであれば、払わない選択を選ぶのも良いと思います。ただし、解除料を払わなければいけないから携帯電話を替えないという断固な考えを持つのは禁物であると考えます。

 今、大手3社の携帯会社以外にも格安SIMを提供する会社が多く存在しており、長期的な目線で見た場合、解除料を払ってでも早めに格安SIMを乗り換えた方が出費が結果的に安く納まる可能性があるのです。

 私の場合ですが、大手携帯会社のB社から格安SIMに乗り換えましたが、従来であれば、月1万円近く支払っていたのですが、格安SIMの会社に乗り換えた結果、月約3千円で納めることができています。このように考えた場合、

①大手キャリアで3ヶ月経過した場合

 10,000円×3ヶ月=30,000円

②解約手数料払って格安SIM会社に乗り換え3ヶ月経過した場合

 解除手数料10,260円+3,000円×3ヶ月=19,260円

と、3ヶ月で既に大手キャリアに払うべき金額よりも結果的、解約手数料を払ってでも乗り換えた方が得な場合があるのです。確かに新たな携帯電話を購入したら、携帯代分の出費があるのでは、という意見もあると思われますが、2015年以降に購入した携帯電話で一定期間を過ぎればSIM解除できるように義務化されていますので、既存の携帯電話でも上記の方法で携帯電話の料金を節約できるのです。

おわりに

 このように、上記のように契約解除料によって選択できないことを「サンクコスト」といい、「サンクコスト」とは、簡単に言えば、どうやっても取り返すことのできないコストをいいます。サンクコストに縛られて合理的な判断ができない場面が経済活動や日常生活に多くあることが見受けられます。サンクコストについては近々、詳細に説明しますが、このように、目の前の出費で合理的な判断ができない事例として今回お伝えしました。

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