税理士が教える家計簿が続かない理由とは?そして誰でもできる家計簿のコツ
はじめに
以前、お金の管理を行ううえでは家計簿を付けることが重要だということをブログでまとめました。
例えば、1年後に100万円を貯めたいと考えたとしましょう。その目標を達成するためには、闇雲に節約するよりも、ある程度の計画をたてることが目標を達成するための近道です。収入は給与などで把握できると思いますが、支出面では毎月いくら使っているか分かっても、何に使っているか理解しない限り、何を節約するべきか難しいと思われます。そのためにもお金の管理の現状把握として家計簿を作ることはとても重要なのです。
家計簿が重要と分かっていても続かない3つの理由
家計簿を付けることは重要だ。そんなことは知っているけど、それでも続かない。そのような方が多いのではないでしょうか?続かない理由は以下の理由があるのではないかと考えます。
①作業が単純
家計簿をつける人の多くは上記のような家計簿にお店からもらってきたレシート類を見ては家計簿ノートに記帳するという行為の繰り返しだと思います。家計簿を付けはじめた当時は、まだやる気などで頑張れるのですが、この単純作業を毎日続けることは結構、苦痛だと思います。この単純作業が結果、家計簿を続けれられない理由ではないでしょうか?
②レシートもらい忘れや発行されない支出
買い物するときはほとんどはレシートを発行してもらえると思います。しかし、レシートが発行されない買い物、発行し忘れた買い物(例えば、公共交通機関や自販機での買い物)やクレジットカードでの支払い実際にお金の動きが無かった場合(例えば、水道光熱費・携帯代)などイレギュラーな動きがあった場合に、どのように家計簿に付ければいいのか迷われるかもしれません。あのとき、お金は払ったけど、いくらだっけ?思い出せなくて、結局、家計簿を付けるのを諦めてしまうパターンも多くみられます。
③残高が合わなくて挫折
上記の①・②を完璧に行っていても、帳簿上の残高と実際の残高が合わないことは、私、税理士業をやっていても、多くの事業主の方でもある現実です。家計簿を完璧に付けようとスタートしてもいざ残高が合わなくなって、その原因を突き止めることもできず、結局挫折するパターンです。
家計簿を続けるコツは2つ!現金払いをしない!手書きしない!
私が考える家計簿を続ける唯一のコツは現金払いをしないことです。そして、手書きをしないことです。では、どうするか。家計簿を継続するためにはマネーフォワードのMFクラウドやFreeeの会計フリーを使うのが近道と考えています。
結局、会計ソフトを使うなら、入力作業は必要なんでしょ?と思う方といると思います。今の会計ソフトは、銀行口座はもちろん、クレジットカード、そして電子マネーを連携すれば、すべて、今まで手書きで書いていた支払金額などを入力してくれます。ということは、支払った段階で勝手に会計ソフトが家計簿に入力をしてくれるんです。これなら、誰でも続けられますよね。
しかも、コンビニや薬局などの多くはスイカなどの電子マネーで支払うことができるので、現金払いを電子マネーで支払ってしまえば、全ての支出を管理できます。あとは、一部、現金払いのところだけ管理すればいいので、最小限のメンテナンスでOKです。
私はApple WatchにSuicaを搭載していますので、コンビニでの支払はもちろん、領収書が発行されない電車も公共交通機関もSuicaで支払を済ませているので、自動的に家計簿に記録してくれます。財布を出さなくても支払ができるのでとても重宝しています!!
おわりに
家計簿を続けるコツはいかがだったでしょうか?確かに紙ベースなどのアナログ作業なら、家計簿の代金だけで済むと考える方もいると思います。しかし、そこを節約したとしても結局続かなければ、その家計簿の代金も無駄になってしまうのです。
AI技術が発達した時代だからこそ、家計簿もAI技術を取り込んでみてはいかがでしょうか?
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