名古屋のMBA税理士の独り言

名古屋市で税理士をやってます。経営学修士(MBA)を元にクライアントに提供する節税・節約・さらなるお金を生み出す情報をこのブログにてまとめていきます。もちろん、たまに脱線しますが、皆さんに有益な情報提供できたらと思って更新していきます。

税理士が考える税理士の選び方 こんな税理士は選んではいけない5選

はじめに

 タイトルを見て、こいつは何を言っているのかと思われた方がいると思います。今回は、同業者が考える同業者の選び方をお伝えします。別に最終的に私のところがいいですよ、という話ではありません。なんせ、私は名前を公表してないので笑。公平な立場で意見を述べます。

 ですので、現在既存の税理士が今からあげる税理士に該当しないか、今、税理士を見直そうとしている方、これから起業を考えている方はそんな風に税理士を選べばいいのか、これで選んではいけないのかの参考意見として考えて頂ければ結構です。

 

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 会社を経営をするうえで、税理士の選択は重要な要素を占めると思いますので、その選択を誤らないようにしてください。

税理士が考える、こんな税理士はダメだ!!

① 年寄り税理士はダメだ!

 税理士業界の平均年齢はご存知でしょうか?なんと平均年齢は68歳なんです。ということは、60歳・70歳以上が半分をしているのです。20歳だと全体の1%、30歳だと全体の10%、40代でも15%と、とてつもない高齢化な業界なのです。ちなみに私は36歳なので、まだまだ若手の部類に入ります笑。

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 なぜ、このような高齢化になっているかというと、まずは税理士は税務署に最短23年以上努めると税理士になれるという制度(OB税理士)、そして昔は税理士になるために大学院を二つ卒業すれば税理士になれたこと(ダブルマスター)の高齢の税理士には多く存在します。もちろん、その中には、なってからも日々勉強している人もいますが、OB税理士の場合、特定の税目(資産税など)は強いが、他は全く知らないという税理士や、ダブルマスターでなった税理士は、そもそも試験を受けてないので、知識がありません。ですので、歳を取っているから、何でも知っている訳ではありませんので、経歴・風貌で税理士を選ぶのはナンセンスです。

 また、コンピュータを使えない税理士もたくさんいますので、クラウド会計が主流の波が来ているこの業界でこの年代は置いて行かれてしまう可能性があるのです。

 

② 偉そうな税理士はダメだ!

 税理士はなぜか先生と呼ばれる傾向があります。上記に示したように、23年努めればなれてしまう税理士は先生ではありません!!私の考えでは税理士はサービス業ですので、先生と呼ばれる立場ではないと考えています。

 ①で示したように、長年税理士を勤め上げた税理士さんは特に税理士業は先生稼業だと思ってまして、我々のような若い税理士・クライアントに対してもとてつもなくエラそうな態度を取ります。

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 偉そうなあげく威圧的な税理士だと、いざアドバイスを聞きたくても、お金を払っているにも関わらず、門前払いやアドバイスを聞けない環境を作られてしまいます。ですので、税理士を決めるときは一度、どのような税理士さんか直接あって、気が合うか面談したほうがいいと思います。もちろん、契約後に豹変する税理士もいますが。。。

③ アドバイスをしない税理士はダメだ!

 税理士は会社のお金を管理している立場から経営相談に乗ってくれると思う経営者様もいると思います。しかし、実際は経営を一から学んでいる税理士はほとんどいません。アドバイスをしないのではなく、実際はできないのです。たとえ、できたとしても前月より利益がいくら増えた、前年に対してどうだったのかという足し算・引き算レベルしかできません。なぜなら、経営学は税理士試験には出てこないので、彼らは勉強をしていないのです。もちろん、会社の法律である会社法も勉強をしていません。

 私はそれでは、クライアントに対して対等に経営を語ることができないと思い、MBA(経営学修士)を取得しました。すこし、自慢をしました笑。

 ですので、毎月、伝票・レシートを回収して、帳簿だけ持ってきた雑談して帰る税理士を選ぶのはやめましょう。

④ 会いに来ない税理士はダメだ!

 会えるアイドルは流行っていますが、会いに来ない税理士はダメです。そんな税理士いるのかよ?と思いますが、私のクライアントの前の税理士さんは契約時いらい一度もお会いしたことがないという意見を結構、聞きます。こんな税理士は言うまでもありませんが、問題外です。でも、実際、会いに来ない税理士はたくさんいますので、ご注意を。

 

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 これは私見ですが、税理士業界は結構、暗い人が多いです笑

 

⑤ 税理士事務所の規模で選んではダメだ!

 税理士法の改正により、税理士法人が誕生し、大規模の税理士事務所も誕生しています。大規模な税理士事務所を選べば正解かというと、必ずしもそうではありません。

 税理士業界は、今完全なる人手不足であり、まったく未経験な人材に頼らざるおえない状態です。それは、大手税理士法人も同じで、税理士資格のない全く未経験な人材を採用しては辞めては採用するという負のスパイラルが生じています。

 ですので、契約時に税理士さんが対応してくれるのか聞くのが賢明です。最悪な場合、未経験の職員がコロコロ担当が変わるという負のスパイラルに埋め込まれてしまいます。

おわりに~相性のいい税理士に会うには~

 では、税理士を選ぶためにはどうすればいいのか?税理士事務所を決める決め手もよくわからないし、いざ会うと断りづらいと思う方もいると思います。

 その時は、下記のような税理士ドットコムベンチャーライフなどの有名どころの税理士紹介サイトがあるので、利用することをお勧めします。私は普段、選ばれる立場なのですが、納税者の方の要望を聞いてくれて、そしてその要望にあう税理士を紹介してくれるので、税理士選びを間違う可能性はなくなると思います。

 一度、ご相談してみるといいと思いますよ。