名古屋のMBA税理士の独り言

名古屋市で税理士をやってます。経営学修士(MBA)を元にクライアントに提供する節税・節約・さらなるお金を生み出す情報をこのブログにてまとめていきます。もちろん、たまに脱線しますが、皆さんに有益な情報提供できたらと思って更新していきます。

読書レビュー3 超一流の雑談力 著 安田 正

はじめに

 結婚する前は、職場まで電車で片道1時間半かけて通勤していました。都会ではこの時間は当たり前かもしれませんが、愛知県で片道1時間半って相当な距離です。ただ、朝は始発駅でしたので間違いなく座れ、速攻寝てたのであまり苦ではありませんでした。帰りは1時間半集中して本を読むことができました。

 しかし、結婚を機に名古屋市内に引越し、通勤は自転車に変わり、本を読む時間がだいぶ減ってきたこの頃です。やっと結婚生活は、妻と生活スタイルが全く違いますので、意外と一人でいる時間が多いです←これがいいのか悪いのかは別にして。。。このように、この一人でいる時間にブログ書いたり、本を読んだり楽しんでおります。

 前置きが長くなりましたが、今日読んだのは、安田正さん著の「超一流の雑談力」です。

超一流の雑談力

超一流の雑談力

 

 税理士業は士業でありながら多くのお客様とお会いし、色々お話しする機会があります。私自身は営業マンのつもりで毎日頑張っていますが、そこで必要なのはやはり、会話です。その会話を磨くためにこの本を選びました。

概要

 安田正さん曰く、さまざまな研究の結果、その人に対するおおむねの評価は会話が始まってから1分。最長でも4分で決まることが分かっているそうです。

 ロジカル・コミュニケーション、対人対応コーチングの第一人者の安田氏が、雑談からその聞き方、そして雑談から本題に入るまで38の実践的なテクニックや、日常の中でのトレーニング方法を紹介しています。

 例えば、高い声は、話す人のキャラクターを社交的に感じさせる効果がある。一方、低い声は話の内容に対する信頼度が高く感じられる効果があるが、それ以上に「暗い」「高圧的」などデメリットの方が多い。など、思わず納得してしまうテクニックが満載であり、営業マン以外でも、対人関係に悩んでいる方や口べたな方に是非お勧めしたい一冊です。

学んだこと・感想

 さすが、安田氏はコミュニケーションスキルを大学など様々な舞台で教えている分、納得するテクニックが満載で、本を読みながら、現時点の私はこのテクニックはできている、このテクニックは意識してこなかったなど、我が身を振り返ることができ、非常に役に立ちました。

 ただし、全てをマスターする必要はなく、最初は、挨拶を大きな声で言ってみたり、上記に挙げた例のように、いつもより声を高く出してみる(闇雲に高い声ではなく、理想とする音階があります。)など、簡単なことからスタートしていけばいいと思います。

 また、この本を読んで感銘を受けたのは、安田氏曰く、自分のことを「人見知りだ」と思っている人は、コミュニケーションに高い理想を持っている人であり、「自分のコミュニケーションはまだまだ」と感じてしまうから、人見知りだと思わずにいられないと書いています。そして、このコンプレックスこそ、人を伸ばすとても大きな力となるそうです。

 今は、職業柄、多くの方に会う機会を持たせて頂き、少しは克服できたのですが、私も幼いときは極度な人見知りであり、これは私の短所だと思っていました。でも「人見知り」を「コミュニケーションに高い理想を持っている人」という表現に置き換えてしまうことがとても素敵だと思います。

さいごに 

 あらゆる動物の中でも言語を用いて会話できる動物は人間だけです。会話は財産です。私は話が下手だから、苦手だからと諦めるのではなく、簡単なことから会話力を伸ばしていくことが今後、豊かな人生を送れるかもしれません。そのうえで、この本はお薦めできる本だといえます。

 最初に私の結婚する前の話を思いつくままにダラダラと書いてみました。安田氏曰く何のための話か、ゴールを意識し、見失わないことも話を広げるコツです。ゴールを意識しないと私のブログのように目的がないまま書き出してしまったので締まりが悪い始まりとなっております笑。これからも勉強していきます。